【初心者向け】冬にキャンプデビューをしたければこれを読め!
冬キャンプをしたい人「冬キャンプやってみたいな。でも、寒そう…。初心者には難しいって聞いたし、無理なのかな。経験者からのアドバイスが聞きたい。」
今回はこんな方のために書いています。
本記事の内容
こんにちは、Fujiyaです。
この記事を書いている僕はキャンプ歴6年です。
オールシーズン、スケジュールがキツキツな時も最低1回/月はキャンプをしています。
おはようございます☀
雪が5センチくらい積もってました⛄️
昨日の焼き鳥で胃がやられたかも…。食欲ないので朝ごはん抜きます😩
お仕事行ってきます。 pic.twitter.com/wiqpSnTiFv— Fujiya|野営生活"自粛中" (@fujiya_xyz) January 31, 2020
『初心者に冬キャンプは難しい』と言われることが多いですが、ぶっちゃけそうでもないです。
初心者で冬キャンプや雪中キャンプをしている人はたくさんいますし、僕も初めてのキャンプは秋で、すぐに冬になってしまったので初心者頃は冬キャンプばかりしていました。
なので、ポイントさえ押さえれば初心者でも問題なく冬にキャンプできます。
実際は『いつまでが初心者なんだ?』って話で、キャンプはとにかく色々経験してみることが大事です。かといって、準備がいい加減だと命にかかわることもあるので情報収集・準備は必要です。
この記事で詳しく解説しているので、冬キャンプを検討している方は参考にしてください。
初めてでも快適な冬キャンプは出来ます
冬にキャンプをしていると『こんな寒い時にキャンプして楽しいの?』と聞かれることがあります。
知らない人からしたら完全に変わり者かもしれませんが、冬キャンプには魅力がたっぷりです。是非味わって欲しいですね。
冬キャンプの魅力
- 空気が澄んでいるので星空・景色が綺麗
- 冬にしか出来ない遊びが出来る
- 虫はいないし、人も少ない
- 冬割引でキャンプ出来る
絶景の「景色」と「星空」が見れます
残念ながら、こればっかりは実際に景色を見ていただかないと分からないと思います。
空気が澄んでいるので、季節の中では冬が1番景色が綺麗。
僕は元々景色とか興味が無い方だったのですが、満天の星空や雪がチラつく幻想的な景色を見て心打たれました・・・。そんな景色を見ながら飲むホットドリンクが最高に美味しいです。
子どもも喜ぶ冬にしかできない遊び
雪が積もっているキャンプ場では雪遊び、スキーやスノーボードなどのアクティビティも楽しめます。
大人になっても雪が大好きな人が多いので、そんな方には雪中キャンプはオススメ。
【利根郡片品村】(Jeepで雪山)ホワイトワールド尾瀬岩鞍で雪遊び
「ホワイトワールド尾瀬岩鞍」というスキー場に行ってきました。
予約も取りやすく、虫はいないです
夏場は虫が多くても、冬は虫ゼロ。ビックリします。
最近はキャンプブームということもあって秋・冬にキャンプする方も増えましたが、トップシーズンとは比べるまでもなく、まだまだ少ないです。
冬割引で安くキャンプが出来る【低予算】
冬季には休業するキャンプ場が多いのが現状ですが、オールシーズン営業しているキャンプ場も増えており、その中でも冬割引のキャンペーンをしているところもあります。
夏場のトップシーズンに比べて、かなり安くキャンプができるので近くのキャンプを探してみるといいですよ。
冬キャンプのスタイル【家族キャンプ向け】
冬に限った話ではないですが、テント泊以外にも様々なスタイルがあります。
初めての冬キャンプをする方は下記に紹介するスタイルも検討してみるのもいいですよ。
【ファミリーキャンプ】家族で楽しむ最高のイベント!知りたい情報まとめ
ファミリーキャンプを最高のイベントにするために知りたい情報をまとめました。実際の経験を書いているので、具体的なイメージがしやすいと思います。
冬キャンプのバンガローやコテージ泊
バンガローやコテージのメリット
- テントの設営が要らない
- テントよりは気温が安定している
- コンセントがある
- 暖房器具がある
テントの設営が無い分、自分の好きなことに時間をかけられます。楽々です。
バンガローやコテージにはファンヒーターなどの暖房を設置をしてくれているところが多いので、自分で暖房機器を用意する手間が無いです。要確認。
【バンガローでキャンプ】ラクなだけじゃない!たくさんの魅力を語ります
「バンガローキャンプ」は考えた以上に魅力がたくさんあります。値段もリーズナブルな場所があり、コスパ高いです。
冬のグランピング
もはや改めて説明は必要ないと思いますが、グランピングは手ぶらでOKです。
待遇も神対応なので1度利用してみるのもいいかもしれません。
参考程度にグランピングリゾートの紹介記事をリンクしておきます。最近は多様化してきているのですが、大体の感じが掴めると思います
【グランピング】冬の森であたたかい”ジビエ料理”を食べよう | 心形流Z
グランピングリゾートのジビエ提供のサービスについて紹介していきたいと思います。
冬キャンプに必要なアイテム【必須】
夏に比べて必要な道具は多くなってきますが、基本的に夏と変わりません。
しかし、中には冬専用の道具に変更する必要があるので注意が必要です。
【ソロキャンプ】初心者が”ひとり”でも簡単に始められる
道具も経験も無い。周りに経験者もいない・・・でも、「ソロキャンプをしたい」という人向けに情報をまとめました。僕も始めたばかりの頃は完全ソロだったので、経験を踏まえながら書いています。
冬キャンプのテント
テントは2ルームテントかシェルターがオススメです。
2ルームタイプでフルクローズ出来ると「ストーブ設置」と「冷気シャットアウト」で居住性がグッと上がります。
ポイントは、出来るだけ1つのテントの中で生活が完結できること
ちなみに僕はシェルター的に使うことが出来る「ピルツ15ピルツ15」というテントをソロキャンプでもファミリーキャンプでも愛用しています。
もっとスマートにしたいというソロキャンパー向けには、オールシーズン対応している山岳テントがオススメ。
このテントは信頼の日本製。4シーズン対応しており、2人サイズで総重量約1.5キロとメチャクチャ軽いです。
薪ストーブなどは設置できませんが、ウルトラライトな冬キャンプをしたいのであれば検討の価値ありです。
冬キャンプの寝具【底冷え対策】
準備したい寝具
- シュラフ(寝袋)
- マット
- コット(ベッド)
シュラフ(寝袋)
素材は保温性の高い「羽毛」を使っていて、体の露出が少ない「マミー型」がベストですが、羽毛素材の物は値段もが高いので化学繊維の物でもOKです。
と言いつつ、僕はコールマンの封筒型を使っています。
このシュラフは名前通り、気温にマルチに対応できます。収納サイズが大きいので車でキャンプする方にオススメ。
選ぶ際は、必ず最低使用温度と快適使用温度を確認してください。
また、『寝袋を重ねるのが鉄則』みたいな感じで言われることがありますが、順番を間違えると意味がないです。
- 内側⇒化学繊維シュラフ
- 外側⇒羽毛シュラフ
上記が一番効果が高いので間違わないようにしましょう。
湯たんぽを活用
ケトルでお湯を沸かして入れるだけなので簡単です。就寝時だけじゃなくて、寒い時には足元や腰など好きなところを温められます。
僕は冬キャンプの時は必ず使用しています。
朝までヌクヌクで最高の寝心地です。残ったお湯は、顔を洗う時などに使用することもできます。かなり便利。
マット
「シュラフ」と「コット」だけだと背中から冷気を感じて寒いです。
コットの上にマットを敷きましょう。断熱性の高いインフレータブルマットがおすすめ。
マットを2枚重ねるのもアリですが、僕はハイコット使用なので1枚しか敷いてません。
参考:ハイランダーのインフレータブルマット紹介記事
【マット】”Hilander(ハイランダー)”スエードインフレーターマット | 心形流Z
“Hilander(ハイランダー)”スエードインフレーターマットについての魅力紹介、個人的考察です。
コット
シュラフは体重で背中側はペチャンコになってしまうので冷気を感じやすいです。
マットだけではなくコットも使用して地面からの冷気の影響を少なくします。
高さがある「ハイコット」と低い「ローコット」がありますが、地面からの冷気を受け難いのはハイコットです。
参考: ハイランダーのハイコット紹介記事
【コット】Hilander(ハイランダー)のアルミGIコット2 | 心形流Z
今回はHilander(ハイランダー)のアルミGIコット2の魅力等の紹介と個人的な考察の記事を書いてみました。
電源サイトだったら家電を使える
電源サイトの場合は「ホットカーペット」や「電気毛布」を使うことができます。
これらの家電を使うと地面からの冷気をほぼ遮断でき、超快適です。
※キャンプ場の使える電気容量には限界があるので、混み具合によってはブレーカーが落ちたり、供給不安定になることもあります。注意。
ファミリーキャンプでは3畳~のホットカーペットがオススメです。
【自己責任】冬キャンプにはテント内の暖房が必須
当たり前ですが、激寒なので暖房は必須です。
小さい子連れのファミリーキャンプでは、子どもが火傷をしないように注意が必要です。薪ストーブは煙突など触ると危ない箇所が多数あるので、石油ストーブの使用がオススメです。
石油ストーブ
灯油が必要なので小さい灯油タンクを買っておくと便利です。薪ストーブよりも使いやすい、文明の利器。
上部で煮炊きも出来るので調理器具としても使うことができます。
ポイントは現地で燃料を入れること。余ったらタンクに戻すこと
こぼれることが多々あるので灯油用の雑巾を作っておくと便利ですよ。
SengokuAladdin”ポータブルガスストーブ”の考察
SengokuAladdin”ポータブルガスストーブ”の魅力紹介や個人的考察です。
アラジンのおしゃれストーブの比較。キャンプに持って行くのは? | 心形流Z
多くのキャンパーに人気のアラジンストーブ「センゴクポータブルストーブ」と「ブルーフレームヒーター」を比較してみました。ストーブに限った話ではありませんが、自分のスタイルにあった道具選びをしましょう。そのための情報収集は必須です。
薪ストーブ
個人的に薪ストーブは、キャンプ中級者~向けかなと思っています。
理由は、炎のコントールが出来ないと薪ストーブ本来の性能を発揮させることができないからです。初心者の方はまず「焚き火」をしっかりとマスターすることがベストです。
といっても、そんなに難しく考えることは無くて、1回炎が安定すれば煙突効果で薪を入れるだけでどんどん暖かくなっていきます。
煙突効果とは、空気が暖められることで”上に抜けよう“という流れが生じ、炎には空気が継続的に必要なので相乗効果で効率の良い燃焼が起こるという「自然現象」
薪ストの性能は半端じゃないです。薪さえあれば使用でき、外気温が-10度でもテント内でTシャツで過ごすことができます。
【焚き火初心者】必見!焚火徹底解説
焚き火をやってみたいという方に向けて「焚火のやり方」「道具」「料理」など解説してます。
【必須知識】ストーブ使用時の換気
テント内での燃焼機器の使用は一酸化炭素中毒のリスクがあり危険です。しかし、冬キャンプでは使わなくても寒さで危険です。
しっかりとした知識をつけて、あくまでも自己責任で使用をしましょう。
一酸化炭素の特徴
- 火が起こるものはどんな物でも発生
- 目に見えない、臭わない
- ボーッとするのが初期症状
- 頭痛が起きたら要注意
「燃料が違うと一酸化炭素中毒にならない」と思っている人もいるみたいですが、それは間違いです。
火が付くものであればどんなものでも一酸化炭素中毒のリスクがあります。
とにかく換気が大事です。
一酸化炭素チェッカー
僕はDODの一酸化炭素チェッカーを使っています。
今までに危機に陥ったことはありませんが、チェッカーの点検は大事なので使用するときは確認しましょう。
『チェッカーがちゃんと作動しているのか心配…』は、テント内でストーブを使うときの"あるある"ですね💡🔥
実際毎回使う物ではないし、使用期限もあるので、キャンプでの使用前のテストは必須かもしれません。
中毒になるよりマシ😃#キャンプ #ストーブ https://t.co/650xsEgZW4— Fujiya@心形流Z (@fujiya_xyz) November 18, 2019
車のマフラーに近づけて作動するのかテストする人が多いですね。
実際には正しい使い方をしていないと意味がありません。下のリンクでは一酸化炭素チェッカーについて説明しています。参考にしてください。
【必須】キャンプでおすすめ一酸化炭素チェッカーと正しい使い方の解説 | 心形流Z
「一酸化炭素チェッカーを買いたいけど、どこで、どれを買っていいかわからない。そもそも本当に信頼できるの?」という人に向けて、オススメアイテムと使い方の解説です。
冬キャンプの服装
気温が寒くても動いていると暑くなるので体温調整がしやすい様に重ね着をします。
僕の場合はそこまで多く重ね着をしません。保温性の高い素材を使った衣類を選ぶのがポイントです。
どんな格好か?
コーデ例:Fujiyaの服装
- ヒートテック
- フリース
- ジャケット
ユニクロやワークマン、しまむらを多用していて、有名アウトドアメーカーブランドの高性能ウェアは着ていません。コスパ重視です。
雪中キャンプではスノーウェア中心です、火の粉に弱いので気を付けてください。
汗をかいた後は、急激に冷えます、特に足元。なので、靴下の替えは多く持っていき、頻回に着替えています。
また、体温の6割が首から上の部分から放出されてしまうので「ニット帽」と「ネックウォーマー」は必須です。
女性も男性も基本同じ。
防寒ブーツ
自分の気に入ったものを履くのが1番だと思います。
ちなみに僕はワークマンのケベックを履いています。2000円くらいなので気軽に買うことが出来て性能抜群です。
ワークマンの防寒ブーツ ケベック 2018年モデル。
売り切れ続出!!って聞いたのでワークマンに行ってきました。
田舎だからかな…まだメッチャ在庫あった(笑)
1900円でこれは安いわ👍
週末のキャンプはこれ履いていく⛺️#ワークマン #防寒 #アウトドア pic.twitter.com/VLvfndjUl0— Fujiya@心形流Z (@fujiya_xyz) November 7, 2018
毎年新しいモデルが発売されているので最寄りのワークマンをチェックしてみてください。
雪中キャンプの時はソレルの「カリブー」です。
マイナス40の環境でも保温してくという高スペックな防寒ブーツです。
冬キャンプの料理
僕が実際に作っている料理を紹介してみたいと思います。
暖まる煮込み料理:ビーフシチュー
暖まる鍋料理:キムチ鍋
ホットドリンク:お酒
- ホットウィスキー
- 熱燗
上の2択です。
ホットウィスキーは、ウィスキーを30mlくらいにハチミツを入れて出来上がり。
手軽で美味しいレシピがたくさん!ベアーズ 島田 キャンプさんの『サボり飯』
ベアーズ島田キャンプさんが出版した「サボリ飯」を紹介しています。キャンプでも短時間で簡単に作れて美味しい料理ばかりです。実際に「みそアヒージョ」を作ってみましたので参考にしていただければと思います。マジでおすすめ。
【キャンプ飯】簡単に出来る料理ばかり【野営生活16~20日目】
目標100日のソロキャンプ生活「16~20日目」をまとめました。毎日のTwitter配信の中で簡単に作れるキャンプ飯を紹介しています。
冬キャンプの注意点
- 火気使用は注意
- 気温の急激な変化に注意
- ベンチレーションで結露対策
- ガスは寒冷地用またはガソリン
- 雪道運転には要注意
火気使用には注意
上記でも解説しましたが一酸化炭素中毒の危険性があるのでストーブを使用する際は十分に注意をしてください。
毎年死亡事件も起きています。
急激な気温の変化
日中と夜の寒暖差が大きいことも良くあります。
人間は冷えにとても弱いので、汗をかいたらなるべく早めに着替えをして冷えを抑えましょう。
厚めのラグをチェアに敷いたり、足を直接地面につけないということでも寒さを防げます。
結露対策
結露は外気と内気の寒暖差で発生します。
テントの内側にはどうしても発生してしまい、放っておくと水が滴り落ちてきて濡れてしまいます。
こまめにベンチレーションを開放して換気するなどして出来るだけ予防をしましょう。
ガスは寒冷地仕様またはガソリン
ガスカートリッジは高地や寒冷地だと上手く点火しない場合があります。
寒冷地用のガスカートリッジを使いましょう。
個人的には火力が強いのでホワイトガソリンなどの液燃系を使うことをおすすめします。
雪道運転には要注意
雪道では、通常の道路よりもさらに注意が必要になります。事故・トラブルを回避するために準備も必須。
雪道運転については下のリンクに書いていますので是非参考にしていただきたいです。
【冬】雪道の運転は注意!知っておきたいポイントと運転のコツ | 心形流Z
雪道運転で注意したいことや運転の方法をまとめました。運転に不慣れな方にはもちろんですが、慣れている方にもシーズンの初めには1度は読んでいただくことで思わぬ事故やトラブルを防げると思います。
記事は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。良い冬キャンプライフを送っていただければと思います。
【2019】ラングラーでのキャンプをブログで語る | 心形流Z
オーナーになってから約1年半。憧れのジープラングラーでのキャンプの「魅力」や「気づいたこと」を書いてみました。これからラングラーに乗ろうと思っているキャンパーたちの参考になれば幸いです。