キャンプのマナーが悪いとは言わせないようにしましょう【初心者向け】
この記事は、これからキャンプを始めたい人向けに『キャンプのマナー・ルール』について書いています。
この記事の内容
こんにちは、Fujiya(@fujiya_xyz)です。
世間では「キャンプブーム」と言われ、多くの方がキャンプをするようになりマナーの問題が話題になることも増えました。
マナーのトラブルは、さまざまな事柄が複雑に絡み合っていることもありますので、一概にどっちが悪いと言えない事もあります。楽しみ方は人それぞれですから・・・。
せっかくのキャンプなのに嫌な気持ちになりたくないですし、他人を嫌な気持ちにもさせたくない。
しかし、実際に僕もキャンプをしていて嫌な気持ちになったことはあります。
今回はキャンプにおいて最低限守るべき『マナー・ルール』についてまとめました。これさえ頭に入れておき実践すれば「マナーが悪い」と思われることは絶対に無いです。
これからキャンプを始めたいと思っている方には、特に読んでいただきたいと思います。
キャンプで気を付けたいマナー【15項目】
頭に入れて欲しいのは、15項目・・・。割と多いです。
ですが、全てが『当たり前のこと』です。
なので、下に一覧を用意したのでザっと見ていただき、気になる部分があれば詳細を読んでいただければと思います。
頭に入れたいマナー15項目
- ゴミを放置しない、分別する
- 他人のサイトに入らない・横切らない
- キャンプ場のルールを確認
- 消灯時間が過ぎたら騒がない
- 夜中に車のドアの開け閉めを何度もしない
- キャンプ場の敷地内は徐行する
- 音楽を大音量で流さない
- 予約をキャンセルする場合は早めに連絡する
- 炊事場など共同スペースは汚さない
- 挨拶などコミュニケーション
- 自然を保護する気持ちを持つ
- 安全第一で考える
- 火の始末をしっかりとする
- テント設営の距離を考える
- 喧嘩をしない
ゴミを放置する。分別しない。
当たり前の話なのですが、キャンプサイトにゴミを放置なんてありえません。
キャンプ場によりますが、ゴミ集積場があり分別をするところや全て持ち帰りのところもあります。受付時に要確認です。
どんなキャンプ場を利用するにしても、準備の段階でゴミ袋は用意をしておくのがオススメ。
ゴミはフタ有りのトラッシュボックスやコンテナにいれて管理しましょう。ビニールのまま放置していると、カラスなどに食い荒らされることもあります。
仮に『このゴミどうしよう?』って迷うことがあれば持ち帰りましょう。
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他人のサイトに入らない・横切らない
区画サイトだとロープの仕切りがあり境界線がわかりやすいですが、フリーサイトでは明確な区切りはありません。
近道だからと他人のテントサイトを横切ってしまいがちですが、それはNGです。また、子どもがふざけて他人のサイトに入ってしまったり、ロープに足を引っ掛けたりすることもあります。
子連れの場合は、注意をしましょう。
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キャンプ場のルールを確認
多くのキャンプ場では「注意事項」を記載しています。
ルールがある以上、ルールに沿ってキャンプ場を利用することが非常に重要です。
破ってしまえば、そのキャンプ場を再度利用できなくなってしまう可能性があります。また、グループキャンプの場合は代表者だけがルールを分かっていても意味がないので、メンバーにしっかりと周知が必要です。
チェックインやチェックアウトの時間も守りましょう。どうしても間に合わない場合は、管理人に早めに連絡することが大切です。
消灯時間が過ぎたら騒がない
有料のキャンプ場では消灯時間が決まっています。大体21時~くらいです。
消灯時間が過ぎているのに騒ぐのはNGです(基本的に騒ぐのダメ)。
山のキャンプ場であれば、登山目的でキャンプをしている方もいます。
登山目的の方は、早朝出発されるので早めに就寝をされる方が多いです。早い方では20時には就寝します、そういった方たちへの配慮は忘れてはいけません。
ランタンも必要最低限の明るさにしたり、声のボリュームも下げるなどして、夜はできるだけ大人しく過ごしましょう。
夜中に車のドアの開け閉めを何度もしない
バタンっという音は夜のキャンプ場に大きく響きます。それに音だけじゃなく、光も出ますよね。
なるべく早い時間に必要な出し入れは済ませて、夜は車のドアの開け閉めは最小限にします。ちなみに寒いからと、車のエンジンを掛けっぱなしで車の中で寝るというのもマナー違反です。しっかりと防寒対策をしておきましょう。
キャンプ場敷地内の運転は徐行する
実はキャンプ場での運転は危険なことが多いです。
オートサイトで子供が死角にいることもあり、ふいに子どもが飛び出してくるなどして死亡事故も起きています。
キャンプ場では決められた車道を通り、細心の注意をして走行しましょう。
バックをする場合は、同乗者に誘導をしてもらうことも安全策の1つです。
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音楽を大音量で流さない
あまりに大きな音量だと周りのグループに嫌な思いをさせてしまうかもしれません。しかし、『うるさい』と感じることは受け取り側の価値観です。
周囲に気を使って音量を最小限にしていても、うるさいと注意されてしまうことも十分にありえます。注意されたら速やかにやめましょう。
キャンプ場によっては音が出るものを禁止しているところもありますので事前に確認しておきましょう。
逆にうるさいキャンパーが近くにはいる場合には、直接文句をいうと喧嘩になりかねないので管理人に連絡して対応を仰ぎましょう。
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予約をキャンセルする場合は早めに連絡する
キャンセルを決断する理由は人それぞれだと思いますが、キャンプ場には早めに連絡をするのがベストです。
キャンセル料も安くなりますし、キャンプ場側への迷惑度も低いですよね。
ちなみにキャンプ場を複数予約するのは絶対やってはいけないことです。
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炊事場など共同スペースは汚さない
炊事場を占領するのはNGです。
自分の用事を済ませたらすぐに場所を空けましょう。また、生ごみをそのまま捨てると流しが詰まってしまいます。指定されている場合は指定された場所へ、指定されていない場合には、ビニール袋を持参して生ごみは持ち帰りましょう。
良く言われるのが「来た時よりも綺麗に」という心構えです。
また、特に男性に言えることですがトイレが「遠いから」「汚いから」という理由で草むらで用を足すのはNG。
しかし、混雑したキャンプ場ではトイレが汚いことも現実的にありえます・・・。自らトイレを掃除してくれる素晴らしきキャンパーもいますが、有料キャンプ場の場合は管理人に連絡して掃除してもらいましょう。
挨拶などコミュニケーション
テントとテントが近いのであればお互いにコミュニケーションを取るなど気を配ります。近くのキャンパーとコミュニケーションをとるということは重要です。
子連れであることなどを事前に一言伝えておくことでトラブルを回避できると思います。また、困った時には助けてもらえることもあります。
お互いが気持ちよくキャンプできる環境を作ることが大切です。
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自然を保護する気持ちを持つ
焚き火の薪が欲しいからと、むやみに生きている木を切ることはマナー違反です。
また、ハンモック泊など木にロープを結ぶ場合には保護するためにタオルなどを挟みましょう。
最近では、焚き火のマナーで地面への影響を極端に懸念するキャンパーもいますが、個人的にはそこまで過敏になる必要はないと思っています。
僕たちは日常生活の中で少なからず自然に影響を与えて生きています。なのに、焚火の時だけ過度に気にするのはおかしいです。
他に気にかけなければいけないことはたくさんあるはず。
安全第一で考える
万が一に備えて、エマージェンシーキットや雨具などは必ず用意しましょう。
人間は自然には絶対に勝てません。
天気予報で大型台風が近づいているにも関わらず、キャンプをするのは無謀です。カッコよくも何ともない。
条件が悪い時には、無理せずにキャンセルの判断は必要です。
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火の始末をしっかりとする
直火禁止のキャンプ場では焚き火台を使う、火が付いている時にその場を離れることは絶対にしないことです。
また密集したテントサイトで焚火をすると他の人のテントに火が飛んでしまうことも考えられます。利用者が多いキャンプ場では焚き火をしない方が無難です。
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テント設営時には距離を考える
『隣に人来たけど・・・近くない?・・・』
区画のないフリーサイトではよくあることです。しかし、基準があるわけではないので受け手側の価値観の問題も関わってきます。
人間の心理として『早くから場所を取っていた=偉い』という感じで思うこともあります。
トラブルを回避するためには、「なるべく離れた場所に設営をすること」と、「先に設営しているキャンパーにここに設営をしていいか確認」した方がいいです。
喧嘩をしない
キャンパー同士ももちろんなのですが、せっかくキャンプに来たので家族でも喧嘩はしないようにしましょう。
特に子どもを怒鳴りつけたりしないことです。
自分たちだけでなくて、周りの人たちにも不快な思いをさせてしまいます。
キャンプで気を付けたいマナー|まとめ
今回はキャンプの「マナー・ルール」について書きました。
紹介したのは以下です。
紹介したマナー・ルール
- ゴミを放置しない、分別する
- 他人のサイトに入らない・横切らない
- キャンプ場のルールを確認
- 消灯時間が過ぎたら騒がない
- 夜中に車のドアの開け閉めを何度もしない
- キャンプ場の敷地内は徐行する
- 音楽を大音量で流さない
- 予約をキャンセルする場合は早めに連絡する
- 炊事場など共同スペースは汚さない
- 挨拶などコミュニケーション
- 自然を保護する気持ちを持つ
- 安全第一で考える
- 火の始末をしっかりとする
- テント設営の距離を考える
- 喧嘩をしない
キャンプは人によってスタイルが様々なのですが、スタイルに関係なく必要な知識だと思います。
何度も言いますが、考えてみれば当たり前のことばかりです。しかし、守れない人がいる現状。
大好きなことだからこそ「マナー・ルール」を守って安全に楽しくキャンプライフを送りたいですね。
仮に自分が注意を受けてしまった場合ですが・・・、重要なことは自分に非が無いと思っても”注意されたら速やかに中止”することだと思います。
悲しいですが、絶対に分かり合えない人もいるのが現実です・・・・。
気持ちは分かりますが、反抗すればせっかくのキャンプがつまらないものになってしまうことになります。
気持ちを切り替えて楽しくキャンプをしましょう。
キャンプ場の管理体制
以前にキャンプ道具の盗難の記事も書きましたが、今後はキャンプ場の管理体制も重要になってくるのではないかと考えています。
⇒参考:【必読】キャンプ道具の盗難被害には防犯対策を学ぶべき【男女共に】
今まではキャンパーの自己責任ということが主だったと思うのですが、トラブルや事件に発展するケースが多い現状ではキャンプ場側にも責任があると考えます。
利用料金は高いくせに「注意事項やルールを明記していない」「受付もテキトー」「全てをキャンパー任せ」などのキャンプ場は実際にたくさんあります。
マナーが悪い人がたくさんいるのも現実ですが管理不十分なキャンプ場もあり、お金のことばかりでなくてハードとソフト両方の底上げが必要だと考えます。
今回の記事は以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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