不登校に苦しむ子どもたちを支える方法【実際に受けた支援の体験談あり】

LIFE WORK

こんにちは、Fujiyaです。
今回はソーシャルワーカーとして、いつかやりたいと思っている「不登校支援」について書いてます。

「なぜやりたいのか?」と疑問に思う人もいるかと思いますが、僕も高校時代に「不登校」だったからです。僕が福祉の道に入ろうと思ったのも、これがきっかけです。

不登校なんて自慢できることではないですが、本人からするととても苦しいく、辛い経験です。理由は様々だと思いますが、僕の場合は”いじめ”にあったとかでもなく、今思い返すと「理想と現実のズレ」かなと思います。思春期ですから。

ソーシャルワーカーとして、時々不登校の子どもをもつご家族から相談をされる機会があるのですが、その子がなぜ不登校になっているのかは、その子にしかない理由が原因なので、一概にアドバイスはできないです。ただ、当事者意見として、僕だったらどのような対応をしてほしいのかなどをお伝えしてます。

不登校の子どもたちを支援するための支える方法

不登校の子どもを支える方法

「不登校」は、学校に通うことが難しいと感じたり、不安やストレスを感じたりすることから、学校に行かなくなることを指します。不登校に陥った子どもたちには、適切な支援は必要です。

学校との連携、コミュニケーションが大切

不登校支援における学校との連携には、様々な形があると思います。

まず学校は、生徒や保護者とのコミュニケーションを重視した方が良いということです。不登校の原因や生徒の状況について、学校側が理解を深めないと、適切な支援は出来ないです。そして、学校側から、不登校支援に関する情報や指導方法について、保護者に十分に説明することが必要だと思います。そのためには、定期的な面談を設けるなどして生徒や保護者との意見交換を行い、支援計画を立てる必要があります。何よりも不登校生徒や保護者が学校への相談をしやすい環境を整えることが大切だと考えます。

しっかりとコミュニケーションが取れていることで学校側が不登校生徒の状況を把握し、適切な支援が出来ます。前述もしましたが不登校生徒には、それぞれのアプローチ方法があると思います。本来学校側は、そのような生徒の状況に応じた支援を提供することが必要です。たとえば、不登校生徒が学校に戻りたくない場合は、学校とは別の場所で学習することができる環境を提供するなどの対応が必要ではないのかなと思います。

カウンセリングや心理療法

僕が高校を卒業してから15年くらい経過しているので、支援体制は変わっているのかもしれませんが、当時の教師は「不登校=精神科」と思っているのか、心理カウンセラーに丸投げで何にもしてくれなかったです。

そもそも何が原因で不登校なのかということも明確になっていないのにも関わらず、カウンセラーにお願いしても解決になりません。僕も担任の勧めで1度カウンセラーと話をしましたが、2度目以降は全てドタキャンしました。もちろんカウンセラーが無駄ということではなく、適切な支援が必要ということです。

近年、人間を取り巻く事柄が「多様化」していますが、不登校の原因も家庭環境や学校生活、個人的な問題など多様化していると考えられます。不登校の解決には、原因を明らかにし、適切な支援を行うことが必要です。

カウンセリングや心理療法は、支援の一つです。不登校の原因は、一般的に家庭環境や学校生活、個人的な問題などが挙げられますが、その中でも心理的な問題に対してのアプローチです。不登校の子どもたちは、自分自身や周りの人たちとの関係、学業成績のプレッシャー、いじめやいじめを受けた経験など、さまざまな心理的な問題を抱えています。カウンセリングや心理療法を受けることで、子どもたちは自分自身の心理状態を理解し、自分自身や周りの人たちとの関係を改善することにつながることもあります。

不安定な家庭環境【家庭支援】

家庭が不安定である場合、その環境が不登校の原因となることがあります。僕もまさにこれだったかなと思います。

不登校の子どもたちは、学校に行くことに対して恐怖心や不安感を抱いている場合があります。家庭内の環境が不安定である場合、不登校の子どもたちは、学校での人間関係や勉強に対するストレスを抱えることで、更なる不安感や抵抗感を持つことがあります。家庭内の環境が不安定である場合、不登校の子どもたちは、家庭から逃げるようにして、外出先や友人の家に行くことがあります。しかし、そのような行動が繰り返されると、学校への復帰が難しくなり、不登校の状態が継続することがあります。

このような状況にある場合、家庭内支援が必要となります。家庭内支援では、家庭の問題を解決するために、家族が協力して取り組むことが求められます。不登校の子どもたちが、学校へ復帰するためには、家庭内の問題が解決されることが必要です。家族で一緒に話し合い、お互いに気持ちを共有し、問題解決のために協力することが必要です。また、家族は、子どもたちが信頼できる存在であることが重要です。子どもたちは、家族からのサポートや理解を受けることで、不安感や恐怖心を減らすことができると考えます。

勉強についていけなくなる【学習支援】

不登校の子どもたちは、学校に通わないので勉強についていけません。これは当然ですが、「来ないのが悪い」という社会/文化/仕組みが悪いのではないかなと思っています。不登校の子どもたちにも学習の機会があり、適切な学習支援を受けることができれば、学習の遅れは解消することができます。

まずは、オンライン学習です。インターネットを通じて、授業や学習支援を提供する方法です。オンライン学習には、動画やオンライン授業、タブレットアプリなどがあります。不登校の子どもたちは、自宅で学習することができ、自分のペースで学習を進めることができます。また、オンライン学習には、教材が多数用意されており、不登校の子どもたちが学習に取り残されることを防ぐことができます。

次に個別指導は、個人に合わせた学習支援を提供する方法です。不登校の子どもたちは、自分に合った学習方法を身につけることができ、学習に取り残されることを防ぐことができます。また、学習支援サービスは、不登校の子どもたちが学習を進めるために必要な教材や情報を提供するサービスです。学習支援サービスには、教材や参考書の提供、習熟度の診断、学習計画の作成などが含まれます。学習支援サービスを利用することで、自分に合った学習方法を身につけ、学習の遅れを改善できます。

以上ですが、不登校の子どもたちの学習支援には、家族の協力も不可欠だと思います。家族は、子どもたちが学習に集中できる環境を整えることや、学習計画の作成や進捗状況の確認をすることが必要です。また、家族が子どもたちに学習に対するモチベーションを与え、支援することも重要だと思います。

学校生活や社会生活に必要な体験が出来る事業

不登校の子どもたちを支援するために全国には様々な施設や事業があります。短期間に集中的に新しい体験が出来たりや社会性を向上させることなどを目的としています。集団生活を行いながら学習や社会性の向上を図れるのですが、子どもにとって新しい体験や環境を変える事は非常に重要だと思います。

子どもは大人の様に自分で環境を変えることも判断や決断をすることも出来ないからです。数少ない経験から、少ない引き出しを開けて日々生活しています。個人的には、それは大人が広げてあげる必要があると思っています。現在はスマートフォンの普及やネットサービスにより、いろいろな情報を手軽に得ることができますが、子ども達には本物の刺激と体験が必要なのではないのかなと思っています。また、こういった体験を通じて同じような状況にある子どもたちと出会い、交流することで、自己肯定感を高めることもできます。こういった経験が不登校の克服に向けた重要な一歩となるのではないでしょうか。ただし、ただ参加する/させるだけでなく、家族や学校との連携、心理的な支援など、総合的な取り組みは必要がだと思います。。子どもたちが自信を持って学校生活を送ることができるよう、適切な支援を行いましょう。

今回の記事は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。