【民間薬】「ヘビイチゴ」の焼酎漬けで虫刺されなどに効く”薬”を作る
『ヘビイチゴ』の薬
「ヘビイチゴ」という野草を知っていますか?
僕は田舎育ちなので小さい頃から当たり前のように知っていましたが、都会育ちの人は知らない人もいるのかな。
野イチゴの一種で、見た目は”小さいイチゴ“。最近になってコレでかゆみ止めなどに効く薬になることを知りました。
祖母に聞いたら『近所も作ってる人いるな』と言っていたので、結構常識なのかも(笑)。
今回は、「採集」から「薬作り」、「効果」などを紹介したいと思います。
とても簡単に作れるのでお試しあれ!
ヘビイチゴとは
ヘビイチゴは”多年草“と言われる数年に渡って生存する植物で野イチゴの1種です。
田んぼの畦道などの湿った場所に自生していて、日本全土に分布しています。
地面を這って茎を伸ばし、葉っぱには細かい切れ込みがあって、色は深緑です。
初夏(4月~6月)に葉のわきから顔を出すように黄色い花を付け、花の直径1.5cmほどになります。
花が出来た後に、花床が膨らんでイチゴの様な赤い実になります。毒はありません。
食べても美味しくないと聞いているので、Fujiyaは食べたことがありませんが、ジャムなどに加工できるみたい。
名前の由来は諸説あるようですが、僕は「ヘビが食べるイチゴ」と教わって育ちました。
採集
6月末、4歳の息子と近所の田んぼに”ヘビイチゴ採集“に行ってきました。
湿った地面を中心に、目立つであろう赤い実を探していきます。
「今までも見たことあるから簡単に見つかるだろう」と思って探し始めたのですが、考えていたよりも最初の1個を見つけるまでに時間がかかりました。
1つ見つけられると群生しているので、たくさん見つけることができます。
田んぼには「オタマジャクシ」や「タニシ」「トカゲ」などたくさん生き物がいるので、息子は興味津々です。ヘビイチゴも意欲的に見つけてくれるので、親子のスキンシップとしても非常にいいものだと思います。
薬作り
手順は以下の通りです。
- 「ヘビイチゴ」を瓶に入れる。
- その中に焼酎をいっぱいになるまで注ぐ。
- 1ヶ月くらい放置し、色が茶色になる。
- ガーゼなどでこして、実や種を取り除いて完成。
「焼酎」は35度以上の甲類のものを使うのがベストです。
昨年の忘年会で余った焼酎が自宅に大量にあり、それはアルコール度数20度の焼酎でしたが問題なく作れました。
なので、そこまで焼酎にこだわらなくても良いかもしれません。
効果
ヘビイチゴ薬が効果がある症状は以下です。
- かゆみ
- 切り傷
- 火傷
- ニキビ
- フケ
など・・・。
※皮膚トラブル全般に効きます(あくまでも民間療法なので、ひどい場合は病院へ行きましょう)。
注意点
以下の方は使用を注意してください。
- アルコールにアレルギーがある人。
- アルコールなので傷があるとしみて痛い。
- 酷い場合は病院へ
- 飲用のお酒では無いので飲まない。
今回の記事は以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
僕は他にも野草関連の記事を書いているので下にリンクを貼っておきます。併せて参考にしていただけると幸いです。
【野草】山に食べられる”野草”を探しに行ってみたよ | 心形流Z
“野草”について知識をつけたくて本を購入しました。その名も『食べる野草図鑑』。今回の記事では、野草についての書籍紹介に加え、実際に近所に”野草探し”に行ってみましたのでレポートしてみたいと思います。お時間ありましたら、最後までお付き合いください。